2月に入り、いよいよ確定申告が近づいてきました。皆様準備はいかがでしょうか。
前回の記事にもありましたが、今回の確定申告は改正点がいくつかあります。ここでは、その改正点の一部をご紹介したいと思います。
①基礎控除の変更
昨年まで基礎控除の金額は一律38万円でしたが、今回から48万円に変更されます。ただし、今回は一律48万円ではなく、合計所得金額が2,400万円を超えると基礎控除金額が減額されます。そして、2,500万円を超えると基礎控除金額が0円となります。所得金額の高い方は特にご注意下さい。
②青色申告特別控除の変更
従来は、前年の確定申告提出期限までに青色申告承認申請書を提出し、複式簿記で記帳し、損益計算書と貸借対照表両方を提出していれば、最大65万円の控除がありました。しかし、今回から新たに電子申告を行うことが条件とされています。もし電子申告がなされていない場合は55万円の控除金額となってしまいます。これまで紙提出をされていた個人事業者の方はご注意下さい。
③給与所得控除の変更
基礎控除金額の変更に伴い、給与所得控除の金額が一律10万円引き下げられました。具体的な金額につきましては国税庁ホームページにてご確認をお願い致します。
また、今回から新たに所得金額調整控除が設けられました。介護・子育て世帯の方、給与と年金両方を受け取っている方は該当する可能性がありますので、申告前に確認された方が良いでしょう。
今回改正点を抜粋して紹介させて頂きました。「これまで自分でやってきたけど、複雑になって自分では難しいなぁ」、「パソコンは苦手で電子申告はできそうにないなぁ」と思われる方もいらっしゃるかと思います。そのような方は弊事務所にお問い合わせ下さると幸いです。
（国税庁ホームページ）
https://www.nta.go.jp/users/gensen/nencho/index/01.htm#a001