日商簿記検定ネット試験

従来、日商簿記検定は6月・11月・2月の年3回(1級は6月・11月の年2回)で実施されていました。しかし、昨年6月は新型コロナウイルスの関係上、日商簿記検定試験が中止となってしまいました。これを受けて、2021年4月より受験機会を確保する観点から2級・3級については「ネット試験」が導入され、いつでも受験できることとなりました。併せて、2級・3級の試験形式も変更されました。今回はこの変更点を記したいと思います。

まず、3級の変更点は以下の通りです。
①試験時間が120分から60分に変更
②仕訳問題が5問から15問に増加
③試算表作成問題がなくなった
④決算の問題で財務諸表作成頻度が高くなった

現状経理を行う際、会計ソフトに仕訳を入力していけば、試算表は自動的に出来上がります。そのため、仕訳が正確にできることを重視した変更になったと考えられます。

次に、2級の変更点は以下の通りです。
①試験時間が120分から90分に変更
②連結会計が第2問目で出題される可能性が高くなる
③工業簿記で仕訳問題が必ず出題される

簿記の基本はまず仕訳になりますので、工業簿記でも仕訳を出題しようということになったようです。また、連結会計についても学習を避ける受験者が増えていたため、第2問で出題するようになったものと考えられます。

今回のネット試験の導入により、日商簿記検定の受験機会はかなり増えました。試験内容も従来よりも経理業務に役立つ内容となっていると思われます。これから経理職に就くことを考えられている方にはお勧めできる資格といえるでしょう。

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