天拝山

つい最近、帰宅途中に秋の虫のこえが聞こえ、どこからか柔らかな金木犀の香りがして、夏から秋への季節の変化を感じました。

とは言え、今季最後の夏のような暑さの中、久しぶりに地元の天拝山に登りました。『天拝山』は福岡県筑紫野市にある山で、古くは『天判山』と呼ばれていましたが、平安時代に大宰府に左遷された菅原道真が自らの無実を訴えるために、何度も登頂して天を拝したという伝承に由来して名付けられたそうです。

標高257mと低い山ですが、運動不足の自分にはこのくらいがちょうどいい。登山ルートはいくつかあるけど、初心者用の「開運の道」を進む。1合ごとに道真公の詠んだ歌碑が設置されており、道真公の心境を追体験できるようになっている。道真公もこの道を歩いたのかな~と思いながら歩き、木々の間から差し込む光がなんとも心地よい。

8合目すぎるとここから頂上まできっつ~い436段の階段。3回目の登山なので最後に階段地獄があることは知っているがとにかく階段を目の前にして心が折れそうになる。それでも途中ありがたくない看板を横目にフーフー言いながらも重い足を引き上げ、何とか頂上へ。

展望台からの眺めはあいにく霞んでいたけど、福岡市にあるペイペイドームや福岡タワーも肉眼で見えるんですよ。爽快感に浸りつつ筑紫野市内を眺めて展望台を後にした。帰りの階段もなかなかきつくて、すべり台が欲しいと思ったけど、年内もう一度登って福岡タワーを見たいな。

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