令和5年度税理士試験受験資格

  • 2023年5月29日
  • 2023年5月29日
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2023年も税理士試験が実施されますが、この税理士試験には「受験資格」がありました。主なものを挙げますと
①大学・短大等で「法律学・経済学に属する科目」を1科目以上履修
②日商簿記1級または全経上級合格
③税理士補助業務に2年以上従事
等があります。

ただ、今回の試験からこの受験資格が少し変わります。まず、会計科目(簿記論・財務諸表論)については受験資格がなくなり、誰でも受験できるようになりました。また、税法科目については要件が緩和されました。従来「法律学・経済学に属する科目」とされていたものが、「社会科学に属する科目」に拡大されました。これらにより、税理士試験を受験できる人がかなり増えるのではないかと考えられます。

受験資格取得のために日商簿記1級を取得しなければならなかった私としては、「1級取得のためのあの苦労は何だったんだ!!」という思ってしまいました。しかし、簿記論・財務諸表論の学習の際、1級学習時の内容が相当に役立ちましたので、勉強して良かったとは思っています。大学の科目履修を受験資格とし、1級の受験経験がなかった方を数名知っていますが、結構苦労されていましたのを覚えています。あくまで私個人の意見ですが、日商簿記1級学習後に税理士試験会計科目に挑戦するという流れはある程度残るのではないかと思われます。

今年も税理士試験を受験しますが、今年こそは合格科目を増やしたく思います。

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