
最近、フランツ・カフカの『変身』を読んでみました。
「朝起きたら虫になっていた」という有名な作品なので前から気になっていたのですが、想像していたよりかなり不思議で、でも妙にリアルな話でした。
内容に少し触れるのですが、読んでいて一番驚いたのは最後まで元に戻らないこと。
勝手に「最終的には人間に戻って少し救われるのかな」と思っていたので、そのまま終わった時はかなり衝撃を受けました。
あと個人的に印象に残ったのは、主人公グレゴールの気持ちと家族側の感情がどんどんズレていくところです。
グレゴール自身はずっと家族のことを考えているのに、家族は少しずつ彼を“厄介な存在”として見始め、その流れがかなり残酷で少し考えさせられました。
ただ、暗い話ではあるんですが、読みづらさはなくてむしろどんどん続きが気になる作品でした。
100年以上前の小説なのに、「仕事」「家族」「存在価値」みたいなテーマが今にも通じるのがすごいなと思います。
読後感は有名な理由が分かる作品だったなという感じです。
まだ読んでいなくて気になる方にはおすすめです!